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5話 甘い吐息と、欲望の行方

ผู้เขียน: みみっく
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-09-04 14:38:00

 俺はゆっくりと顔をユナちゃんの方へ向け、その頬に唇を押し当てた。ユナちゃんの頬は柔らかく、髪の毛からは良い香りがする。俺は思わず、ぎゅっと彼女を抱きしめた。

「……っん、はぁ、はぁ……」

 ユナちゃんから甘い吐息が漏れ、その温かな吐息が俺の首筋にかかり、ゾワッとした快感が全身に広がり、鳥肌が立った。

 もっと、もっとユナちゃんを感じたいという衝動に駆られ、俺は近くにあった彼女の耳たぶに「ちゅっ」と音を立ててキスをした。ユナちゃんはビクッと身体を震わせた。

「……あっ、んっ……んんぅ……だめ……っ」

 ユナちゃんはモジモジと身体を動かすが、逃げる気配はない。嫌がっていない……。俺は、その耳たぶを「ちゅぷっ」と口に含み、舌で舐めた。

「はぅ……っ。ん……っ、あ、やぁ、んっ……んんぅ……ユイトくん……だめぇ」

 完全に興奮し、息子が大きくなって襲ってしまいそうだった。そのとき、廊下から足音と「大丈夫か!?」と先生の声が聞こえてきた。その声に、お互い我に返り、恥ずかしそうに離れた。

 なんだ、このご褒美イベントは!? ユナちゃんの反応もなんだかおかしかった気がするぞ。今まで、そんな素振りもなかったし……。今まで目が合ったこともないのに、俺が昼休みにいつも教室にいるって、知っててくれたけど。

「あ、大丈夫です! 重いと思った段ボールが軽すぎて……バランスを崩して」

 駆けつけた先生に事情を説明し、落ちていた段ボールからプリントを取り出して、俺たちは無事に準備室を出た。

 先生に事情を説明している間も、ユナちゃんは顔を逸らして頬を赤くさせ、チラチラと俺を見てきていた。

 ユナちゃん、その仕草……俺、勘違いしそうなんですが!?

 いつものユナちゃんならば、俺が事情を説明する場面で、積極的に話してくれているはずだ。

 だが、今のユナちゃんは違う。未だに頬を赤くさせ、チラチラと俺を見つめてくる。

「……ユイトくん……ケガ、ない? 大丈夫かな?」

 その言葉に、俺はホッとした。抱きつき、キスをして、ユナちゃんの耳たぶを舐めたことは、許してくれたのだろうか。

「あ、うん。問題なさそうかな……痛みもないし」

「はぁ……心配したよっ。ごめんね……」

「いやいや……俺こそ、ごめん。俺で良ければ、次回も誘ってね……」

「え? いいのかな……? ありがと」

 あれ、先生が来なかったら、完全に唇にキスをしていただろうか。そんなことを想像してしまい、大きくなる息子を抑えるのが辛かった。

 学校にいるのが危険だと感じ、急いで帰宅したものの、自室で熱い衝動を鎮めようとしていた。その時、バタバタと小刻みな足音が廊下を駆けてくるのが聞こえた。次の瞬間、バーンッ!と勢いよく扉が開け放たれた。

「お兄ちゃーん!? 帰ってたー!」

 勢いよく飛び込んできたのは、妹のユアだった。華奢な体つきに、肩まで伸びたやわらかな茶色の髪がふわりと揺れる。その髪は、いつも愛らしいリボンやヘアピンで留められており、今日は小さなイチゴのピンが光っていた。ぱっちりとした大きな目は、無邪気な好奇心でキラキラと輝き、俺を見つめている。彼女のあどけない笑顔は、まるで春の陽だまりに咲いた花のように、あたりを明るく照らしていた。

 勝手に入ってくるなよ、と怒ることはできない。なぜなら……妹は俺にめっちゃ懐いていて、その可愛らしさにどうにも怒れないからだ。

 ユアは朝、俺の部屋に突撃してきて起こし、一緒に途中まで登校する。放課後も、俺が友人といるところに顔を出すし、家にいる時は、俺の隣にちょこんと座ってスマホをいじったり、ゲームをしたりして過ごしている。

「あぁー……うん。今、帰ってきた」

 俺が学校からだいぶ前に帰宅しているせいか、ユアは俺好みの可愛らしいフード付きのパーカーと、淡いピンク色のスカートを着ていた。彼女の着ている服は、俺の好みをいつも無意識に反映している気がする。

「あれ? いつもより早いね? ん……あれれ? お兄ちゃん……顔が赤いよ? お熱かな……?」

 不思議そうに小首を傾げたユアは、何の躊躇もなく俺の顔に近づき、自分のおでこをくっつけてきた。ひんやりとした彼女のやわらかな肌の感触に、熱を持った俺の頬がさらに熱くなるのを感じた。

「ユア、それで熱があるか分かるのか?」

「……え? わかんなぁーい! えへへ♪ やってみたかっただけー」

 そう言って、クシャッと無邪気に笑うユアの表情は、ただただ愛らしく、俺の胸を締め付けた。

「正直で宜しい」

 そう言って、股間に膨らんだ熱い塊を隠し、ごまかしていると、ユアは心配そうな表情で俺を見つめてくる。その大きな瞳が、不安げに揺れている。

「ん……だいじょうぶ?」

 普段とは違い、今日の学校ではご褒美イベントがありすぎて……もう、身体が持たない。その高ぶる衝動を、ようやく自宅で解消できると思ったのに……。家でも安心してオナニーすらできないのか……。

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